2008年02月23日

裏を読む

29418.jpg国立歴史民俗博物館
異界万華鏡展−あの世・妖怪・占い
A4版207頁 2001



前回とりあげた安倍晴明、こちらの図録にも出てきます。
こちらは「不思議な力」とともに日本人にとっての「あの世」に焦点を当てた展覧会。民俗学の視点から日本文化における不思議な「異界」の全貌を見渡そうという展覧会です。
歴博の図録を取り上げるたびに書いているフレーズですが、
豊富な資料を駆使して、大変要領よくまとめられています。

「占い」は「占(裏)を読む」こと、「表の世界」に対する「裏の世界」にわけいっていく行為だとか。
「辻占」の辻は交差点、異界と人間界との境界なのだそうです。
「裏の世界」とは、あるときは異界であり、あるときは未来であり、あるときはモノやヒトの本質なのかもしれません。
posted by 氷川書房 at 10:00| この図録が面白い!
Powered by さくらのブログ