2008年03月22日

いかさま今昔

28985.jpg 広島県立歴史博物館
「遊・戯・宴−中世生活文化のひとこま展」
A4版101頁 平5



前回は中世の寺院を取り上げましたが、今回は中世の「遊び」です。
こちらもなかなか珍しいテーマで、「中世の人も遊んだの?」なんて思ってしまいますが、
「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれん」
でおなじみの梁塵秘抄は中世ですから、中世こそ遊びの本場(!)かも知れません。
連歌や聞香など上流階級の「上品な」遊びから、子供の鞠つき・独楽・羽子板、大人の双六・将棋、そして相撲のような芸能・宗教的な楽しみまで、「遊び」の世界をひととおりわかりやすく紹介してあります。
しかし、いかさま賭博用の細工したサイコロなんて、この時代からあったんだなあ・・。
posted by 氷川書房 at 10:00| この図録が面白い!
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