「飯田操朗と前衛の時代」展
1996 A4版111頁

28歳で夭折したフォービズムそしてシュルレアリスムの画家飯田操朗。
戦前のこの種の画家の中では色彩のきれいなところに魅かれます。
遺作の多くが戦災で焼失したこともあり、飯田がメインの展覧会は、これが唯一のようです。
死の翌々年に、仲間だった福沢一郎が編集し、瀧口修造なども文章を寄せた「飯田操朗画集」は、ビックリするほど古書価が高いですね。
現在遺っている作品がカラーで見られ、「画集」所収作品も参考掲載され(当然モノクロですけど)、おまけに飯田関連の写真や関連雑誌記事なども収められた、読み応えタップリの良い図録です。