2009年09月12日

郷愁の東京下町

34210.jpg荒川ふるさと文化館
「消えた娯楽の殿堂−君は東京球場を知っているか!?」
A4版36頁 平12



「東京スタジアム」。
典型的な東京の下町・南千住にあったオリオンズの本拠地球場。
昭和37年に完成し、10年余りで取り壊されてしまった。

私は行ったことありませんが、下町がらみの思い出話やエッセイによく登場します。
「ALWAYS三丁目の夕日」における東京タワーのように、ノスタルジーの象徴なのでしょうね。
東京タワーと違い10年余りで消えてしまったゆえに、さらに「セピア色」の記憶の中で特別な存在になっていったのかもしれません。

この東京スタジアムについてまとめた書物は他にあるのでしょうかね?

この図録では、球場の図面・写真・チケットなどの資料とともに、建設地として南千住が選ばれた経緯から、解体までを、紙数が少ないので、綿密にとはいかないが、要領よくまとめています。

類書がないだけに貴重な一冊。
posted by 氷川書房 at 13:24| この図録が面白い!
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