2007年02月01日

紙芝居の来た頃

足立区立郷土博物館
「黄金バットの時代−街頭紙芝居の人々」
1991 A4版40頁

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わたしなどは、もはや紙芝居を知らない世代です。
消滅した文化の保存が博物館に課せられた使命のひとつであるならば、「紙芝居」などは恰好の材料でしょう。
が、このテーマの展覧会は、ほとんど例がないのではないでしょうか。
それは紙芝居にまつわる「モノ」の収集が難しいためでしょうが、この図録では松田春翠を取り上げたり、「最後の紙芝居屋」森下正雄氏のインタビューをしたりと、大変面白くできています。

興味深いのは「紙芝居屋の一日」として、地図上で紙芝居屋さんの移動を追ったページ。
移動の距離が、ものすごく短いのです。
「その頃は子どもも多かったし、通りをへだてたら他の子は遊びに来ない縄張りみたいなものがあったからすぐ近くでも商売になりました」−なるほど。
posted by 氷川書房 at 18:58| この図録が面白い!
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