大田区立郷土博物館
「製作工程の考古学」
平10 B5版119頁
「博物館における考古展示に対して、来館者から「これは、どのようにして作られているのですか?」
という質問がたいへん多く寄せられます。」
そうだろうな。
で、それに答えたのが、この図録。
「石包丁」という道具があって、ひもを通す穴が開いている。
あれは、どうやって開けているんだろうと、見るたびに疑問に思っていましたが、石製の錐と一緒に展示してくれると「なるほど!」ということになります。
面白いのは、「失敗品」の数々。
人間らしくて面白い−という以上に、失敗するところがわかれば、作り方もおのずからわかってくるわけです。