2007年02月06日

縄文と弥生

国立科学博物館・国立歴史民俗博物館・読売新聞社
「縄文VS弥生展」
2005 A4版139頁

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表紙の写真には、いささか「引いて」しまうのですが・・・
新聞社の事業部主催企画展のゆえ、広く関心を呼ぼうと、奇抜さを狙ったのでしょうか?
でも、表紙でたじろいではいけません。
表題の通り「縄文人」と「弥生人」、「縄文文化」と「弥生文化」の違い・共通点について扱っています。
具体的には
「骨からわかる運動能力」
「微少な生物資料からわかること」
「骨の元素分析(食べたものを知る)」
「動物とのつきあい」
「お母さんの骨盤に刻み込まれた赤ちゃんの痕跡」
など、いかにも、われわれ歴史好きの一般人が興味を持ちそうなテーマごとにまとめられています。
冒頭章は「あなたのなかの縄文と弥生」ですが、人間、誰もが一度は抱く「自分はどこからきたのか?」という素朴な問いが、歴史への関心の根源であるとするならば、歴史教育機関として非常に本質的なテーマを提示したとも言えます。
DNA分析などを利用した最新の研究成果を、資料写真や統計図など視覚材料を使って、全体像がつかめるように要領よくまとめる−という博物館図録の教科書のような好図録だと思うのですが。
氷川書房が選ぶ2005年ベスト図録(笑)。

関連で以下も挙げておきます。
こちらは人類学。
テレビ番組「NHKスペシャル」の関連企画でもあり、同名の書籍も出ていますので、図録の存在価値はどうか?−ですけれども。

国立科学博物館
「日本人はるかな旅展」
2001 A4版117頁

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posted by 氷川書房 at 12:27| この図録が面白い!
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